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神経内科
アデュカヌマブ,レカネマブを踏まえたAlzheimer型認知症治験薬の今日までの流れ
辻本 昌史
1
,
鈴木 啓介
1
1国立長寿医療研究センター先端医療開発推進センター
キーワード:
Alzheimer型認知症
,
疾患修飾薬
,
アミロイドカスケード仮説
,
アミロイドβ
,
ARIA
,
amyloid-related imaging abnormalities
Keyword:
Alzheimer型認知症
,
疾患修飾薬
,
アミロイドカスケード仮説
,
アミロイドβ
,
ARIA
,
amyloid-related imaging abnormalities
pp.162-165
発行日 2024年1月10日
Published Date 2024/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229388
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Point
◎Alzheimer型認知症(AD)の治療は補充療法から,根治治療を目指す疾患修飾薬の使用の段階に進歩してきている.
◎アミロイドβを標的とした薬剤の開発により,アミロイドβの除去,認知機能低下の進行の抑制が徐々に可能となってきている.
◎アミロイドβ抗体新薬の実臨床化においては,対象の選定および治療を実施する施設のキャパシティが課題となってくる.
◎高齢化が進む日本では,増加するAD患者の治療への費用対効果の検討およびさらなる新薬の開発が不可欠である.
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