特集 プライマリ・ケアにおける神経症候へのアプローチ
各論(症状編)
運動障害の診かた
園生 雅弘
1
1帝京大学医学部神経内科学講座
キーワード:
運動障害
,
片麻痺
,
単麻痺
,
対麻痺
,
顔面麻痺
Keyword:
運動障害
,
片麻痺
,
単麻痺
,
対麻痺
,
顔面麻痺
pp.2268-2271
発行日 2020年12月10日
Published Date 2020/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227334
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Point
◎発症の時間経過が最重要である.突然・急性発症では脳卒中を疑う.
◎麻痺の分布も有用.片麻痺は脳梗塞を示唆する.顔面麻痺,構音障害・失語の合併に注目する.
◎胸椎転移性腫瘍による対麻痺,脳卒中による単麻痺,Guillain-Barré症候群も救急対応を要する疾患である.
◎診察は,いわゆる上肢Barré試験,下肢Mingazzini試験,Babinski徴候ぐらいで十分である.
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