特集 膠原病・自己免疫疾患を「見える化」する
臨床から見える化する
【血管炎】
血管炎を見える化する
勝又 康弘
1
1東京女子医科大学膠原病リウマチ内科学講座
キーワード:
血管炎
,
ANCA関連血管炎
,
高安動脈炎
,
巨細胞性動脈炎
Keyword:
血管炎
,
ANCA関連血管炎
,
高安動脈炎
,
巨細胞性動脈炎
pp.2119-2125
発行日 2020年11月10日
Published Date 2020/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227300
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Point
◎血管炎の診療は専門外の医師にはわかりにくいところが多かったが,ガイドラインが整備され,客観的に捉えられるようになってきた.
◎血管炎の用語体系が2012年から国際的に大きく変わり,指定難病の病名もそれに合わせて変更された.
◎ANCA関連血管炎の治療はグルココルチコイドに,シクロホスファミドまたはリツキシマブを併用するのが基本である.
◎高安動脈炎,巨細胞性動脈炎に対する画像検査としては,造影CT,造影MRIに加えて,側頭動脈の超音波やPETが有用である.
◎高安動脈炎,巨細胞性動脈炎の治療薬として,トシリズマブが保険適用の対象となった.
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