特集 循環器診療2020—どこまで攻めて,どこから引くか?
画像診断・その他
心不全在宅診療の時代を迎えてEBMを考える
横山 広行
1
1横山内科循環器科医院
キーワード:
包括的疾病管理プログラム
,
心不全在宅診療
,
ACP
,
アドバンス・ケア・プランニング
Keyword:
包括的疾病管理プログラム
,
心不全在宅診療
,
ACP
,
アドバンス・ケア・プランニング
pp.1751-1755
発行日 2020年9月10日
Published Date 2020/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227190
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Point
◎心不全在宅診療では,入院中の治療をシームレスに外来で継続することが重要である.
◎包括的疾病管理プログラムと退院後の看護師による訪問診療により心不全再入院率が減少する.
◎高齢者や多疾病合併心不全患者,HFpEF(左室駆出率の保たれた心不全)症例では包括的疾病管理の効果は限定的なため,症例の特性に合った介入が必要である.
◎退院早期の心不全増悪によるうっ血には,外来でループ利尿薬を静脈内・皮下投与する.
◎高齢心不全患者の在宅診療では,かかりつけ医はACP(アドバンス・ケア・プランニング)を導入する努力が求められる.
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