特集 いつものアノ病気,アノ状態—“在宅で診るときならでは”の「コツ」!
各論
心不全
辻岡 洋人
1
1滋賀家庭医療学センターあえんぼクリニック
キーワード:
在宅医療
,
多職種連携
,
心不全手帳
,
アドバンス・ケア・プランニング
,
ACP
,
心不全終末期
Keyword:
在宅医療
,
多職種連携
,
心不全手帳
,
アドバンス・ケア・プランニング
,
ACP
,
心不全終末期
pp.440-445
発行日 2025年3月10日
Published Date 2025/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990620030440
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Point
◎多職種連携を通じて心不全手帳に記録された体重や症状を共有し,早期に心不全の増悪を察知して対応することが重要である.
◎アドバンス・ケア・プランニング(ACP)を早期に進めることで患者の希望に沿った終末期のケアを多職種で支援する.
◎心不全に対して近年,治療の選択肢が増えており,終末期の判断が困難な場合には,循環器専門医への紹介が必要である.
◎在宅での症状緩和が不十分などで介護負担が大きくなった場合には,後方病院との連携が重要となる.紹介時には,医学的情報に加えACPの経過を共有することでスムーズな連携が可能となる.

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