特集 いつものアノ病気,アノ状態—“在宅で診るときならでは”の「コツ」!
各論
急性腹症—在宅で起こる急性腹症にどう対応するか?
西田 早矢
1,2
1滋賀家庭医療学センター
2高島市民病院朽木診療所
キーワード:
在宅医療
,
急性腹症
,
OPQRST
,
POCUS
,
外来サマリ
,
アドバンス・ケア・プランニング
,
ACP
,
水平統合・垂直統合
Keyword:
在宅医療
,
急性腹症
,
OPQRST
,
POCUS
,
外来サマリ
,
アドバンス・ケア・プランニング
,
ACP
,
水平統合・垂直統合
pp.472-476
発行日 2025年3月10日
Published Date 2025/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990620030472
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Point
◎急性腹症はさまざまな原因が考えられるため,幅広く鑑別疾患を挙げながら情報収集・診察に取り組む必要がある.
◎在宅患者は高齢者が多く,非典型的な症状・所見を呈する可能性が高い.各種検査を用いつつ,紹介やnarrow follow-upを考慮する.
◎在宅環境下でどこまで対応できるかは,ケア環境の構築とどこまで在宅医療を希望されているかが重要な決定要素となる.普段から関係作りとアドバンス・ケア・プランニング(ACP)の話し合いをしておく.

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