特集 デキル内科医のコンサルト—専門医が教える隠れたエッセンス
コンサルトを依頼する
リンパ節腫脹を認める場合
牧山 純也
1
1佐世保市総合医療センター血液内科
pp.710-713
発行日 2020年4月10日
Published Date 2020/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226948
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Point
◎リンパ節腫脹がある患者では,年齢,圧痛の有無,大きさ,全身瘙痒感の有無,鎖骨上リンパ節腫脹の有無,硬さなどに注意して診察する.
◎悪性リンパ腫を疑った場合には,成人T細胞白血病・リンパ腫(ATL)も鑑別に入れ,出身地などの詳細な病歴聴取に努める.
◎ATLでは高カルシウム(Ca)血症などの腫瘍随伴症候群を認めることもあり,迅速な治療介入が必要となることが多い.
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