今月の主題 リンパ組織の基礎と臨床
診断のすすめ方
リンパ節腫脹
谷本 一夫
1
,
服部 絢一
2
1金沢大医療技術短期大学部
2金沢大・第3内科
pp.1206-1207
発行日 1976年9月10日
Published Date 1976/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402206728
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リンパ節を体表から触れる時は,現在または過去のなんらかの病変の存在を示している.リンパ節腫を触れたら,頸部,腋窩部,腹部,鼠径部などを調べ,限局性か系統性かを決める.触診できない深在性リンパ節腫は,胸部X線像,リンパ系造影,時には腹腔内動脈造影などが多くの情報をもたらす.
以下にリンパ節の腫大をきたす主な疾患について簡単に述べる.
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