特集 今の流れに乗り遅れない!—プライマリ・ケアでの呼吸器疾患の診かた・薬の使いかた
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サルコイドーシスの診断と治療
田中 健介
1
1JR東京総合病院呼吸器内科
pp.138-141
発行日 2020年1月10日
Published Date 2020/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226683
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Point
◎サルコイドーシスは肺,皮膚,リンパ節,眼など多くの臓器に罹患する肉芽腫性疾患である.
◎10〜20歳代後半の男女,60歳代の女性に好発し,多彩な臨床所見を契機に来院する.
◎肺病変では胸部画像上,両側肺門縦隔リンパ節腫脹,広義間質の多発粒状影が特徴である.
◎診断後の治療介入時期は,罹患臓器の状況により慎重に検討する.
◎心臓,眼,腎病変,もしくは進行する肺病変は,積極的な治療介入を検討すべき病変である.
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