特集 今の流れに乗り遅れない!—プライマリ・ケアでの呼吸器疾患の診かた・薬の使いかた
肺がんと間質性肺炎の最新事情
—見逃さない!—薬剤性肺障害の診断と治療
伊藤 博之
1
,
吉見 倫典
1
1亀田総合病院呼吸器内科
pp.126-128
発行日 2020年1月10日
Published Date 2020/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226680
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Point
◎薬剤性肺障害は,原因不明の肺炎,間質性肺疾患をみる際に,常に鑑別に挙がる重要な疾患である.
◎市販薬や健康食品を含んだ内服歴を丁寧に聴取する.
◎薬剤リンパ球刺激試験(DLST)は診断の一助になる検査ではあるが,その結果は慎重に評価する.
◎薬剤性肺障害の治療はまずは被疑薬を中止すること.中等症以上にはステロイド投与を中心とした薬物治療を行う.
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