特集 プライマリ・ケアのための—ポリファーマシー「超」整理法
プライマリ・ケアで困るポリファーマシー症例〜各診療科からのオススメ整理法を教えます〜
膠原病内科—ステロイド長期内服症例
後藤 愛佳
1
,
綿貫 聡
2
1東京都立多摩総合医療センターリウマチ膠原病科
2東京都立多摩総合医療センター総合内科
pp.2130-2132
発行日 2019年12月10日
Published Date 2019/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226617
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Point
◎ステロイドをなるべく早く減量・中止することが,副作用予防にもポリファーマシー対策にも重要である.
◎ステロイド内服患者では骨粗鬆症予防に生活習慣改善とビタミンD・カルシウムの補充が必須であり,リスクのある患者はビスホスホネート製剤をはじめとした骨粗鬆症予防薬も継続すべきである.
◎ステロイド単剤使用時は消化管潰瘍予防のプロトンポンプ阻害薬は不要である.
◎中〜低用量ステロイド使用時のニューモシスチス肺炎予防薬については十分なデータがなく判断が難しい.
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