特集 プライマリ・ケアのための—ポリファーマシー「超」整理法
プライマリ・ケアで困るポリファーマシー症例〜各診療科からのオススメ整理法を教えます〜
心療内科,緩和ケア—不安障害,不眠症例
松田 能宣
1
1国立病院機構近畿中央呼吸器センター心療内科
pp.2134-2136
発行日 2019年12月10日
Published Date 2019/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226618
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Point
◎ベンゾジアゼピン系薬,選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)の減量・中止を行う際は,週単位で減量し,患者の希望に合わせて柔軟に減量ペースの調整を行う.
◎不眠に対しては睡眠衛生指導をしっかりと行う.
◎ベンゾジアゼピン系薬の減量・中止過程では離脱症状,SSRIの減量・中止過程では中止後症状に注意する.
◎医療者がコミュニケーションを工夫することで,患者が薬剤の減量・中止に主体的に取り組むことが可能になる.
◎減量・中止過程で自殺企図,希死念慮が出現した場合には必ず専門医に再紹介する.
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