増刊号 一人でも慌てない!—「こんなときどうする?」の処方箋85
どうする? 呼吸器
12 COPD急性増悪や喘息発作にどうやって対応するか?
阿部 昌文
1
1洛和会丸太町病院救急・総合診療科
pp.66-70
発行日 2019年4月1日
Published Date 2019/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226123
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症例呈示
症例1:喘息
喘息の既往がある34歳男性.
●来院3日前から鼻汁,咳嗽,咽頭痛が出現した.前日から咳嗽が悪化し喘鳴が出現した.
●数時間前から呼吸苦と喘鳴が増悪し,横になることもできないため救急受診した.
症例2:慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease:COPD)
認知症で精神科病院入院中の80歳男性.
●誤嚥性肺炎の診断で2日前からアンピシリン(ABPC)/スルバクタム(SBT)で治療開始となったが解熱せず,呼吸状態も悪化してきたため紹介受診となった.
●喫煙歴:former smokerで,20歳から40本/日を50年間.
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