特集 抗血栓療法のジレンマ—予防すべきは血栓か,出血か?
抗血栓療法に注意が必要な患者
妊婦・授乳婦
神元 有紀
1
1三重中央医療センター総合周産期母子医療センター産科
pp.316-320
発行日 2019年2月10日
Published Date 2019/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226051
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Point
◎妊娠中の抗凝固療法には,未分画ヘパリン(UFH)を用いる.
◎妊娠前からワルファリンが投与されている場合は,機械弁置換患者やUFHで調節困難な場合を除いて,妊娠と判明したら速やかにUFHに切り替える.
◎ワルファリンやUFHを使用している女性が授乳を希望した場合,これらの薬剤は継続を勧める.
Copyright © 2019, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.