特集 枠組みとケースから考える—消化器薬の選び方・使い方
下部消化管疾患
下腹部痛—虚血性腸炎,大腸憩室炎
小川 和昭
1
,
名倉 明日香
1
,
坂田 豊博
1
1稲沢市民病院消化器内科
pp.65-69
発行日 2019年1月10日
Published Date 2019/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225989
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Point
◎虚血性腸炎の治療は絶食による腸管安静が基本である.一般的に抗菌薬は必要としない.
◎大腸憩室炎は身体所見・血液検査・画像所見によって,ドレナージや手術が必要となることがある.
◎大腸憩室炎の治療に対して抗菌薬を用いる場合,腸内細菌と嫌気性菌をカバーできるものを選択する.
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