実地臨床手技のエッセンス 症状よりみた検査法の選択
下腹部痛
鈴木 秋悦
1
Shuetsu Suzuki
1
1慶応義塾大学医学部産婦人科
pp.921-925
発行日 1979年12月10日
Published Date 1979/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206145
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産婦人科における実地診療上で,下腹痛は性器出血とともに2大主症状として,日常遭遇する問題であり,従来から多くの成書あるいは論文などで,鑑別診断上のポイントを中心として論じられてきている。
近来,各種抗生物質の開発応用によって感染症の病態経過も若干変化してきており,まず対症療法が行なわれることから,疼痛の表現も変化し,対処法も次第に難しくなってきているが,本稿では,下腹痛への臨床的対応について若干論じたいと思う。
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