特集 ちょっと待って,その痛み大丈夫?—“見逃してはいけない痛み”への安全なアプローチ
各論—こんな痛みには要注意!
急性の下腹部痛—憩室炎
葛生 健人
1
,
吉田 篤史
1
1大船中央病院消化器・IBDセンター
キーワード:
憩室炎
,
腸管穿孔
,
腹腔内膿瘍
,
大腸癌
Keyword:
憩室炎
,
腸管穿孔
,
腹腔内膿瘍
,
大腸癌
pp.1668-1671
発行日 2022年9月10日
Published Date 2022/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402228481
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Point
◎下腹部痛を診断する際にまず行うべきは問診と診察であり,診断の検査前確率を上げることが大切である.
◎炎症の程度を把握するために血液検査所見は重要であり施行すべきである.
◎急性の下腹部痛であれば腹部X線写真のみではなく,CT検査を考慮すべきである.
◎腸管穿孔や膿瘍形成を疑った際は悪化する可能性も考え早期に外科へコンサルトを行う.
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