今月の主題 腹部エコーToday
症状に応じた腹部エコーの活用法
下腹部痛
秋本 伸
1
,
久保 博嗣
1
,
平野 進
1
1横浜総合病院消化器センター
pp.1600-1603
発行日 1998年9月10日
Published Date 1998/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909404
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ポイント
●各種原因別の下腹部痛の特徴を知ったうえで,エコー検査を行い診断することは,正しい結論に早く到達するために有効である.
●異常臓器や該当診療科を絞り込むスクリーニングと,病態そのものを確認する精査の,双方の視点を同時にもって検査を行う.
●自分なりの検査手順をもって,広範囲多断面の走査を行い,動態観察を意識する.
●自分なりのdecision treeをもって,回り道の少ない診断の手順で結論に至るよう努める.エコー検査に拘泥しすぎてはならない.
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