特集 もっともっとフィジカル!—黒帯級の技とパール
皮膚・粘膜の症候
紅斑を診た時に—非感染症を中心に
檜垣 惠
1
,
松山 孝
2
,
上野 征夫
3
1東海大学医学部付属八王子病院総合内科
2東海大学医学部付属八王子病院皮膚科
3寿生病院内科
pp.1414-1419
発行日 2018年8月10日
Published Date 2018/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225763
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Point
◎紅斑をソフトに触診し,浮腫性(水)か浸潤性(細胞成分)かを鑑別する.さらに,表皮病変の有無も確認する.
◎皮疹が慢性化した場合,特に環状紅斑では白癬菌を考慮して皮膚科にコンサルトする.
◎薬疹を疑う場合はすべての薬剤の投与歴を確認し,粘膜疹や高熱などの随伴症状があるときは皮膚科にコンサルトして入院加療する.
◎生検を考慮する場合は写真を撮っておき,皮膚科にコンサルトする.浸潤細胞の種類と局在,および血管炎の有無が診断につながる.
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