特集 血液疾患を見逃さないために—プライマリ・ケアと専門医コンサルトのタイミング
血液疾患を疑う症候・病変の診かたと紹介のタイミング
鼻腔病変
宮崎 香奈
1
1三重大学大学院医学系研究科血液・腫瘍内科学
pp.1190-1192
発行日 2018年7月10日
Published Date 2018/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225708
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Point
◎わが国において鼻腔・副鼻腔リンパ腫の約75%を,節外性NK/T細胞リンパ腫,鼻型(ENKL)が占める.
◎ENKLは鼻腔などの節外病変を特徴とするNKまたはT細胞型のリンパ腫である.
◎鼻腔(周辺)限局例では放射線治療・化学療法同時併用療法(RT-2/3DeVIC療法),若年者の初発Ⅳ期,初回治療後再発・難治例ではSMILE療法後の移植療法が推奨されている.
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