特集 —デキる内科医の—神経内科コンサルト
救急外来,急性期入院病棟からのコンサルト
嚥下障害
松本 慎二郎
1
,
亀山 隆
1
1中部ろうさい病院神経内科
pp.229-233
発行日 2018年2月10日
Published Date 2018/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225331
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Point
◎まずはバイタルサイン(脈拍,呼吸数,体温),血中酸素飽和度で呼吸状態を診て,緊急性についてチェックする.
◎上気道狭窄や咽頭痛・嚥下時痛を伴う場合は耳鼻科へ,嚥下後の胸部のつかえ感は消化器内科へコンサルトする.
◎構音障害を伴っていれば,神経疾患や筋疾患の可能性が高く,神経内科へコンサルトする.
◎急性発症で構音障害がなく,ティッシュペーパーに唾液をしきりに吐き出しており,めまいとふらつきを伴えば,延髄外側梗塞を疑え.
◎既往歴からADLまで,患者の全体像がわかるような情報を含めてコンサルトする.
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