特集 外来診療必読エビデンス—日米比較で考える内科Standards of Excellence
各論
日本編 がん検診
東 尚弘
1
,
渡邊 ともね
1
1国立がん研究センターがん対策情報センターがん臨床情報部
pp.1104-1107
発行日 2017年6月10日
Published Date 2017/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402224982
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Point
◎がん検診は「早く見つかればいいはず」ではなく,死亡率減少効果を検証することが重要.
◎がん検診の有効性は,「検診受診者」を分母とするのが正しく,「患者」を分母とした検討は避けるべきである.
◎特にlead-time biasとlength biasに注意する.
◎治療しなくてもよいがんは一定数存在し,そのようながんを見つけるのは「過剰診断」と言われるが,発見後にどのがんが過剰なのかを個別に知るのは難しい.
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