研究
がん診療連携拠点病院等の指定要件関連の詳細に関する実態
力武 諒子
1
,
渡邊 ともね
1
,
山元 遥子
1
,
市瀬 雄一
1
,
新野 真理子
1
,
松木 明
1
,
太田 将仁
2
,
坂根 純奈
2
,
伊藤 ゆり
2
,
東 尚弘
1
,
若尾 文彦
3
1国立がん研究センターがん対策研究所医療政策部
2大阪医科薬科大学研究支援センター医療統計室
3国立がん研究センターがん対策研究所
pp.436-441
発行日 2022年5月1日
Published Date 2022/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541211684
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要旨
【目的】がん診療連携拠点病院等(以下,拠点病院)は,各施設からの現況報告で指定要件充足が確認されているが,今回は現況報告に含まれない施設の実態の把握を目的とした.
【方法】全国の拠点病院施設長に質問紙を送付し,患者の身体的・精神心理的苦痛や社会的問題のスクリーニング,術後管理体制,緩和ケア,がん患者や家族の情報入手環境,がん看護の研修,がん教育,医療安全管理体制,がん相談支援センター,セカンドオピニオンについて調査した.また,新型コロナウイルス感染症による影響についても併せて調査した.
【結果】拠点病院451施設中253施設(回収率56.1%)から回答を得た.各結果より,施設における詳細な実態,施設別による違いや問題点が明らかになった.
【結論】拠点病院の指定要件項目による意見聴取を行い,現況報告では今まで知り得なかった現況が明らかになった.
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