特集 おさらい腎疾患—明日から役立つアプローチの基本
異常がみられた場合のアプローチ
血尿,蛋白尿がみられた場合
赤井 靖宏
1
1奈良県立医科大学地域医療学講座
pp.206-210
発行日 2017年2月10日
Published Date 2017/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402224586
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Point
◎血尿単独であれば病態は軽い場合が多いが,腎機能低下合併例は要注意!
◎内科的血尿(泌尿器科的疾患によらない血尿)は,糸球体の異常を表す場合が多い.
◎尿沈渣で変形赤血球や赤血球円柱があれば,糸球体疾患が存在する可能性が高い.
◎糸球体疾患より尿細管間質疾患のほうが尿蛋白は少ない.1 g/日以上の尿蛋白は糸球体由来である.
◎血尿と蛋白尿が同時に存在する場合には糸球体疾患を考える.
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