増刊号 内科診断の道しるべ—その症候、どう診る どう考える
腹部
腹部膨隆
福島 豊実
1
,
安藤 稔
1
,
水間 美宏
1
1神戸アドベンチスト病院消化器内科
pp.316-321
発行日 2016年4月1日
Published Date 2016/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402224081
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□腹痛,嘔吐はなくバイタルは安定しているか.
□急性か慢性か.
□全体的な腹部膨隆か,局所的な腹部膨隆か.
□見逃してはいけない疾患(腸閉塞,腸管捻転,腸重積,中毒性巨大結腸症,腹部大動脈瘤解離,付属器(卵巣・卵管)の捻転)の除外.
□6つのFを念頭に診察:肥満(Fat),悪性腫瘍(Fatal tumor),腸内ガス・鼓張(Flatus),腹水(Fluid),宿便(Feces),胎児(Fetus).
□腹水の場合,肝疾患,心疾患,腎疾患,悪性腫瘍や感染はないか.
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