グラフ Conference
総合画像診断のすすめ方・5
外傷後の腹部膨隆および黄疸
平敷 淳子
1
,
松沢 達治
2
,
樋渡 克俊
2
,
神坂 幸次
2
,
正田 裕一
2
,
前田 光久
2
,
斉藤 仁昭
2
1群馬大学中央放射線部
2伊勢崎市民病院外科
pp.895-903
発行日 1981年6月20日
Published Date 1981/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207723
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〔症例〕
患者は34歳女性,自動車運転中にコンクリート壁に激突した.外傷直後に救急車にて伊勢崎市民病院外科に運ばれて来た.来院時血圧70mmHg,脈拍は弱かつた.腹部は右季肋部を中心に硬く,肝損傷を疑つた.下口唇挫創及び膝関節打撲挫創の処置後,状態観察のため入院となつた.入院時の緊急検査では白血球数172×102,赤血球数399×104,Hb12.1 g/dl,Hct 35.5%,血小板129×103.
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