特集 内科医がになう骨粗鬆症—診療と生活指導の最新情報
骨粗鬆症の生活指導
若年者の健康管理—骨粗鬆症一次予防の観点から
清水 弘之
1
1蓮村整形外科内科
pp.492-495
発行日 2016年3月10日
Published Date 2016/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402224000
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
●将来の骨折防止の介入点の1つとして思春期における最大骨量を高く獲得しておく.
●骨量の規定因子は体格,母親の骨量(遺伝率は40〜80%),初経後年数で,内的因子以外では運動習慣に大きく依存する.
●母乳栄養の勧め,日光浴が避けられるようになり,母乳栄養児のビタミンD欠乏によるくる病の報告が散見される.
●低骨量の親子は有意にBMIが低く,体重は軽く,骨粗鬆症の家族歴が多く,運動量の少ない特徴を有する.
●骨量獲得に対する介入は17歳までに行い,ハイインパクトスポーツが有効で,家庭内での運動の励行が重要である.
Copyright © 2016, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.