特集 外来で診るリンパ腫・骨髄腫—治癒または長期共存を目指して
骨髄腫診療の進歩
【診療指針】
移植非適応例の初回治療戦略
岸 慎治
1
,
山内 高弘
1
1福井大学医学部附属病院血液・腫瘍内科
pp.2166-2169
発行日 2015年11月10日
Published Date 2015/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223810
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ポイント
●移植非適応症候性骨髄腫患者の初回治療は,標準治療として新規薬剤を併用する.
●MPB(メルファラン+プレドニゾロン+ボルテゾミブ)療法は標準療法の1つであるが,至適投与法については定まっていない.
●MPT(メルファラン+プレドニゾロン+サリドマイド)療法は,欧米では移植非適応患者の初回標準治療として位置づけられている.
●レナリドミドにデキサメタゾンを併用する場合は低用量(Ld療法)で行うほうがよい.
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