特集 自信がもてる頭痛診療
さまざまな二次性頭痛を診る
精神疾患と頭痛—内科で行える治療とコンサルティングのタイミング
内田 さやか
1
,
中村 祐三
1
,
端詰 勝敬
1
1東邦大学医療センター大森病院心療内科
pp.1344-1346
発行日 2015年7月10日
Published Date 2015/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223617
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ポイント
●不安,抑うつなどの心理的要因が片頭痛や緊張型頭痛の発症・経過に密接に関与している.
●セロトニンの代謝異常が片頭痛,気分障害,不安障害の発症に関与している.
●抗うつ薬の使用により,抑うつ状態ばかりでなく頭痛も軽減することが知られている.抑うつ状態にない片頭痛患者においても抗うつ薬は有用であると考えられている.
●片頭痛の病態は複雑であり,精神科や心療内科的なアプローチを行う際には,患者の心理社会的背景をよく理解してから対応することが望まれる.
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