特集 保険適用になった不妊治療―できること・できないこと―
I.実際の運用と影響と課題
5.保険で行えない最新不妊検査・治療
小宮 慎之介
1
,
井上 朋子
1
,
森本 義晴
1
1HORACグランフロント大阪クリニック
キーワード:
体外授精/顕微受精
,
先進医療
,
保険適用外不妊治療
Keyword:
体外授精/顕微受精
,
先進医療
,
保険適用外不妊治療
pp.359-362
発行日 2023年4月1日
Published Date 2023/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000097
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
要旨
今般新設された不妊治療の保険診療の制度上,保険不妊治療中には先進医療A・B以外の自費診療を併用することができない.そのため,ガイドラインで触れられてはいるが保険周期中に実施できない検査・治療が散見されている.一概に自由度の高い自費診療が優れているということではないが,保険外の検査・治療を希望された場合は自費周期を選択せざるを得ず,患者負担が増大している点は無視できない.われわれは,安全性に配慮しながら,症例ごとに治療内容を選択していく必要がある.
Copyright © 2023, SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.