特集 感染症診療 それ,ホント?
座談会
常識と非常識から感染症診療の基本を振り返る
松永 直久
1,2
,
岸田 直樹
3
,
遠井 敬大
4,5
,
佐藤 高央
6
1帝京大学医学部附属病院 感染制御部
2帝京大学医学部 内科学講座
3一般社団法人Sapporo Medical Academy
4医療福祉生協連家庭医療学開発センター
5川崎セルツメント診療所
6東京医科大学八王子医療センター 救命救急センター
pp.818-826
発行日 2015年5月10日
Published Date 2015/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223481
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松永 一昔前,感染症診療は体温,CRP,白血球の値をみて,とりあえず抗菌薬を処方というのが,ある意味“常識”でした.しかし,ここ10年ほどで,身体全体を意識しながら,どこ(感染臓器)で何(原因菌)が悪さをしているのかを考える,感染症診療の基本とも言える考え方が広まってきました.そこで本日は,感染症の日常診療における“常識”と“非常識”を浮き彫りにしていきたいと思います.
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