増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第9集
一般検査
尿検査
尿定性検査(尿試験紙検査)
菊池 春人
1
1慶應義塾大学医学部臨床検査医学
pp.28-30
発行日 2015年4月1日
Published Date 2015/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223191
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検査の概要
定性検査は試験紙を尿に浸して読み取るという「ディップ・アンド・リード」の形で簡便に実施できることで広く普及してきた.したがって本稿では,尿定性検査を試験紙での検査に限って述べていく.一方,試験紙で実施できる尿検査といってもかなり多くの項目がありその意義もさまざまであるために,現在よく行われていると考えられる9項目については,表1にまとめ,本文では総論的あるいは補足的な事項について記載した.なお,表1に測定原理を加えたのは試験紙検査の結果に関連することが多く,結果の解釈の際に原理を理解しておくとよいものが多いためである.また,最後に最近普及してきている尿アルブミン,クレアチニンの試験紙について補足として記述した.
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