読者質問コーナー 内科診療 ここが知りたい!
感染性腸炎の診断と取り扱いは,どのようにすればよいでしょうか?
永田 博司
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1神奈川県警友会けいゆう病院 消化器内科
pp.551
発行日 2015年3月10日
Published Date 2015/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223172
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感染性腸炎の診断と対処
感染性腸炎の多くは自然寛解するので,治療よりむしろ二次感染を防ぐ指導と,保健所へ届けるかの判断が重要です.食中毒での届出と感染症法に基づく届出があります.
急性発症の水様性下痢や嘔吐を訴え,外来受診する患者の大多数はウイルス性腸炎,いわゆる「お腹の風邪」です.発症初日は家で我慢し,2〜3日目に来院します.3日目になると症状はピークを過ぎており,脱水がなければ,経口摂取を促して帰宅させます.
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