特集 ウイルス肝炎の薬物治療—変わりゆく治療戦略
ここまで変わったウイルス肝炎の治療
【C型慢性肝炎】
C型慢性肝炎に対するインターフェロン治療の変遷
平松 直樹
1
1大阪大学大学院医学系研究科消化器内科学
pp.296-299
発行日 2015年2月10日
Published Date 2015/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223109
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ポイント
●C型肝炎の治療は,インターフェロン(IFN)単独療法の時代から,リバビリン(RBV)併用により飛躍的に進歩した.
●Peg-IFN/RBV併用療法におけるresponse-guided therapyでウイルス学的著効(SVR)率が向上した.
●Peg-IFN/RBV併用療法におけるHCV-RNA陰性化には,Peg-IFN投与量が重要である.
●Peg-IFN/RBV併用療法における治療後の再燃率低下には,RBV投与量が重要である.
●シメプレビル3剤併用療法においてもPeg-IFN/RBV療法の薬剤因子は関係する.
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