今月の主題 ウイルス肝炎ABC
座談会
C型肝炎インターフェロン治療の現況と展望
原田 英治
1
,
林 紀夫
2
,
清澤 研道
3
,
矢野 右人
4
1国立療養所東京病院消化器科
2大阪大学医学部第1内科
3信州大学医学部第2内科
4国立長崎中央病院臨床研究部
pp.526-536
発行日 1993年3月10日
Published Date 1993/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902035
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
矢野(司会)本日は,お忙しいところをお集まりくださいましてありがとうございます.
C型肝炎の治療について座談会を始めさせていただきます.C型肝炎の治療といえば,今の話題は何といってもインターフェロン(以下,IFN)治療です.IFN治療の行われている概数を,各社から市場に出ているIFNの量から換算すると,現時点で輪切りにして,大体2万5000人というものすごい数の人たちがIFN治療を受けていることになります.この現況に関して,IFN治療がどのような肝疾患患者に行われているのか,ご意見をお聞かせ下さい.
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.