特集 ウイルス肝炎の薬物治療—変わりゆく治療戦略
ここまで変わったウイルス肝炎の治療
【C型慢性肝炎】
C型慢性肝炎における治療効果予測因子
松浦 健太郎
1
,
田中 靖人
1
1名古屋市立大学大学院医学研究科病態医科学講座肝疾患センター
pp.300-304
発行日 2015年2月10日
Published Date 2015/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223110
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ポイント
●C型慢性肝疾患の治療効果には,ウイルスや宿主のさまざまな因子が関連する.
●ゲノムワイド関連解析により,IL28B遺伝子多型がインターフェロン治療反応性にきわめて強く関連することが明らかとなった.
●DAAs製剤を含む新規治療法により,これまで難治例とされていた高齢,線維化進展,IL28B遺伝子型が治療抵抗型(マイナータイプ)の患者においても高い治療効果が得られるようになった.
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