今月の主題 凝固・線溶系の臨床1989
治療—最近の動向
難治性特発性血小板減少性紫斑病の治療
野村 武夫
1
1日本医科大学・第3内科
pp.2386-2387
発行日 1989年11月10日
Published Date 1989/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222945
- 有料閲覧
- 文献概要
特発性血小板減少性紫斑病(idiopathic thrombo-cytopenic purpura,以下ITP)に対する標準的な治療は副腎皮質ステロイド療法,摘脾および免疫抑制剤投与であり,これによっては血小板数を出血の恐れがないレベルに維持できない場合を難治性とみなす.
このような難治性ITPに行われる治療のうち,新しい試みをいくつか取り上げてみる.
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.