増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第4集
髄液および穿刺液検査
20.圧と外観
藤本 司
1
1昭和大学藤が丘病院・脳神経外科
pp.1672-1673
発行日 1989年9月10日
Published Date 1989/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222709
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頭蓋内圧は,頭蓋腔内に存在するすべてのものが関係して形成されており,髄液腔,脳実質,脳血管床などが色々な原因で容積を増すと圧が上昇する.この頭蓋内圧の測定方法として最も一般的なのは,水平横臥位での腰椎穿刺による方法である.一方,脳脊髄液は,脳および脊髄を取り囲んで循環しており,その異常を反映しやすく,中枢神経系の疾患の診断や病態の把握にきわめて有用である.
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