今月の主題 循環器薬の使い方
虚血性心疾患
抗血小板薬の使い方
小林 紀夫
1
1群馬大学医学部・第3内科
pp.1492-1493
発行日 1989年9月10日
Published Date 1989/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222657
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抗血小板剤とは,血小板の粘着,凝集,放出などの機能,トロンボキサン(TX)合成あるいは実験的血栓形成などの測定可能な性質のいずれかを抑制するか,種々の病態で短縮した生体内血小板寿命を延長する薬剤と考えられている.このような薬剤は多数知られているが,抗血栓剤として臨床的に使用されているのは,アスピリン,スルフィンピラゾン,ジピリダモール,チクロピジン,シロスタゾールである.以下,これら薬剤の作用機序および使い方につき簡単に述べたい.
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