感染症メモ
急性下痢症の管理
袴田 啓子
1
1東京都済生会中央病院・内科
pp.1910-1911
発行日 1985年10月10日
Published Date 1985/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219992
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急性下痢症の管理にあたり臨床医がすべきことは,臨床症状の評価,原因の解明,治療の必要性有無の決定および適切な治療薬剤の選択である.
診断の第一歩は十分な病歴をとることから始まる.表に示すように,病歴から診断をかなりしぼることが可能である.偽膜性腸炎はセファロスポリン,アンピシリン,クリンダマイシンが現在3大起因薬剤であるが,あらゆる抗生剤で起こる可能性があることを留意する必要がある.
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