今月の主題 輸液・栄養療法
電解質輸液の基本的ルール
輸液のモニタリング
中西 太一
1
,
椎貝 達夫
2
1横須賀共済病院・内科
2取手協同病院
pp.2760-2761
発行日 1988年12月10日
Published Date 1988/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222222
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輸液のモニタリングとは,輸液の開始後に症状・検査所見などの変化をみながら,経過を観察することであり,これを基に現在の輸液が適切かどうか検討し,輸液の質・量・速度などを変更してゆく.輸液は通常24時間ごとにモニタリングの結果を総合し,次の必要量を推定し計画を立てるが,重症例や症状が急変する例では,12時間ごと,8時間ごと,緊急に輸液を開始した時には,1〜2時間ごとなどと,時間を細かく区切り対応してゆく.モニタリングの各項目について留意点を述べる.
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