循環器疾患診療メモ
妊娠と循環器作動薬剤
高尾 信廣
1
,
山科 章
1
1聖路加国際病院内科
pp.752-754
発行日 1988年4月10日
Published Date 1988/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221650
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妊婦・授乳婦への投薬は,いつも慎重でなければならないことは明白であるが,循環器疾患を合併する多くの場合,それ以前の投薬を中止することは困難であるばかりでなく,投薬中止による原疾患の悪化に伴い,妊娠そのものを継続させることさえ難しくなってしまうことが多い.幸い,生殖可能な年齢に循環器疾患が合併することは比較的少ないが,それだけに正確な知識が必要である.そこで今回は循環器作動薬剤の妊婦に対する影響に関して簡単に解説したい.
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