今月の主題 白血病とリンパ腫
白血病の治療
FAB(M6,M7)の治療
大屋 敷一馬
1
,
外山 圭助
1
1東京医科大学・第1内科
pp.56-57
発行日 1988年1月10日
Published Date 1988/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221477
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造血器腫瘍ことに白血病治療には目ざましい進歩がみられ,とくに小児リンパ芽球性白血病では完全治癒を目指す方向にすらある.急性白血病治療としては抗白血病剤多剤併用療法および骨髄移植が現在主流となっているが,治療抵抗性の白血病も依然として存在するのも事実である.治療抵抗性白血病に対しさまざまな試みがなされ,報告によっては高い寛解率を挙げているものもあるが,赤白血病(M6)および巨核球性白血病(M7)の治療については,その診断と相侯って重要な問題となっている.そこで,それらの白血病における診断および治療的側面について述べる.
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