Laboratory Practice 血液:骨髄塗抹標本の見かた
FAB分類 [9]M7
清水 長子
1
1慶應義塾大学病院中央臨床検査部
pp.1296-1299
発行日 2003年11月1日
Published Date 2003/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543101621
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はじめに
急性巨核芽球性白血病〔acute megakaryocytic leukemia,AML(acute myeloid leukemia):M7〕は形態学的に同定が困難な病型である.骨髄は線維化増加のためdry tapのことがあり診断に適さないことがある.AML:M7の頻度は,全急性骨髄性白血病(AML)の1~3%であり,確定診断には電子顕微鏡(電顕)を使用した方法が必要であったが,巨核球と血小板に特異性の高いマーカー(CD41,CD42a,CD61)が発見されたことによりFAB分類に追加された疾患である.
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