増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方
Ⅱ 神経・筋疾患治療薬
痛みとしびれ
37.神経痛の薬物治療
神宝 知行
1
1東京大学医学部・脳研神経内科
pp.1836-1837
発行日 1987年9月30日
Published Date 1987/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221157
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神経痛は,短時間神経走行に沿って激しい痛みが起こるもので,発作間歇期には無症状である.このような症状を呈するものの中には,原因の明らかな場合と,そうでない場合がある.病名としての神経痛は原因の明らかでないものに限るべきで,三叉神経痛と舌咽神経痛がその代表である.
従来よく用いられた「肋間神経痛」,「坐骨神経痛」などの名称は,これらが多くの場合症候性のものにすぎないことが次第に認識されるにしたがって,病名としては用いられなくなってきている.
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