今月の主題 循環器疾患の画像診断
方法
RI法の実際的な用い方
加藤 洋
1
,
吉川 純一
1
,
池窪 勝治
2
1神戸市立中央市民病院・循環器センター内科
2神戸市立中央市民病院・核医学科
pp.1018-1022
発行日 1987年6月10日
Published Date 1987/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220986
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昭和60年,わが国の心疾患による死亡数は脳血管障害を抜いて第2位となった.中でも虚血性心疾患の増加は著しく心疾患の中心になってきた.
心臓核医学検査は今や虚血性心疾患を中心とした循環器疾患の診断に欠くことのできない検査法となっている.それは心筋シンチグラフィが分解能には問題があるものの,心筋血流分布を視覚化できる唯一の手段であり,心筋の壊死,虚血の検出すなわち心筋のviabilityを判定できるためである.以下RI法の実際的な用い方について述べる.
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