今月の主題 炎症性腸疾患とその周辺—診断と治療
診断
炎症性腸疾患の生検診断—役割と限界
武藤 徹一郎
1
1東京大学医学部・第1外科
pp.212-214
発行日 1987年2月10日
Published Date 1987/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220796
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日常診療において,炎症性大腸疾患の重要性は年々高まりつつあり,生検診断はその中で重要な位置を占めている.それにもかかわらず,生検診断ははたして有効に利用されているであろうか.生検を炎症性大腸疾患の診断に効率よく利用するためには,その役割と限界をよく理解しておくことが大切である.本稿では,炎症性大腸疾患を取り扱うに際しての生検利用の実際の要点について述べたいと思う.
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