今月の主題 狭心症—各種治療手段の適応
外科的治療法
緊急A-Cバイパス術とIABP
小松 作蔵
1
,
数井 暉久
1
1札幌医科大学・胸部外科
pp.1528-1529
発行日 1986年9月10日
Published Date 1986/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220529
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狭心症,とくに不安定狭心症に対する内科治療の発展に伴い,緊急A-Cバイパス術およびIABPの適応範囲は,次第に狭まりつつある.一方,心原性ショックを伴う急性心筋梗塞は,強力な内科治療にもかかわらずその死亡率は依然として高いことから,救命の目的でこれらの治療法を用いる場合が多い.このような観点から,本稿では,狭心症および心筋梗塞に対する緊急A-Cバイパス術およびIABPの適応について述べる.
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