今月の主題 呼吸器と免疫・アレルギー
免疫からみた呼吸器感染症
レジオネラ感染症
朝長 昭光
1
,
斉藤 厚
1
1長崎大学医学部・第2内科
pp.1154-1155
発行日 1986年7月10日
Published Date 1986/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220436
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レジオネラ感染症(Legionella infection)は,グラム陰性桿菌であるLegionella pneumophilaおよびその他のLegionella属による細菌性肺炎を主徴とするものである.
本症は1976年,米国のPhiladelphiaにおける在郷軍人会参加者に集団発生し,184名が肺炎に罹患し,29名が死亡した事例に端を発し,在郷軍人病(Legionnaires' disease)と呼称された.その後の研究で本症は過去にも存在し,また世界各国からの症例も報告され,本邦においても筆者らが1981年に第1例を報告した.
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