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特集 最近のトピックス1998 Clinical Dermatology 1998
5 皮膚科医のための臨床トピックス
レジオネラ感染症
Legionnaire's disease
西野 武志
1
Takeshi NISHINO
1
1京都薬科大学微生物学教室
1Department of Microbiology, Kyoto Pharmaceutical University
キーワード:
レジオネラ肺炎
,
在郷軍人病
,
ポンティアック熱
,
アメーバ原虫
Keyword:
レジオネラ肺炎
,
在郷軍人病
,
ポンティアック熱
,
アメーバ原虫
pp.190-192
発行日 1998年4月15日
Published Date 1998/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902543
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Legionella Pneumophilaによる感染は,本菌によつて汚染された水が,冷却塔,蒸気発生装置,シャワーヘッド,噴霧吸入装置などの様々な機器により飛散した小さな水の粒(エロゾール)として空気中に拡散され,これに大量暴露されたヒトが感染するものと考えられる.レジオネラ感染症には,レジオネラ肺炎(在郷軍人病)と軽症で予後が良好なポンティアック熱の2つの病型が存在する.L.pneumnophilaは細胞内増殖性細菌であるので,その治療には細胞内によく移行するマクロライド系抗生物質のエリスロマイシン,リファンピシン,テトラサイクリン系抗生物質のミノサイクリンなどが使用される.
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